1. ホーム >
  2. 治療について >
  3. 床矯正装置

床矯正装置

床矯正装置とは

  • 床矯正装置は取りはずし可能な、たくさんある矯正装置の一つです。
  • 矯正装置にネジが埋め込まれており、自宅でネジを回して歯を横、前や後ろに動かします。
  • 矯正装置に歯を動かすワイヤー(主に歯の後ろ側)が組み込まれているタイプもあります。歯科医院でワイヤーを調整して個々の歯を動かします。
  • 床矯正装置を使用する年齢により効果が変ります。
    (個人の成長により差があるのであくまでも目安です)
    幼稚園・小学校低学年→歯だけでなく積極的に骨(歯が埋まっている骨)も動かす
    小学校高学年〜成人→主に歯を動かす
  • お子様の矯正治療で複数使用する矯正装置の一つとして床矯正装置を使用することがある。
  • お子様どなたでも床矯正装置の適応になるわけではありません。

床矯正装置床矯正装置床矯正装置

床矯正装置の使い方

  • 取りはずしが非常に簡単です。  
    お子様が自分で取りはずしができます。
  • ネジを一週間に一回90°回転させます。
    反応の出具合により、回転間隔がかわることがあります。
  • 装置の使用時間
    12時間〜食事や歯磨き以外のほぼ一日
    (年齢と骨の硬さなどによりかわります)
      ※使用時間、また水泳や激しいスポーツなどについては主治医と相談し、使用の指示に従って使用しましょう。
    5〜7歳くらいでは、12時間で動きます。
    8歳以降は、ほぼ一日の使用が必要になります。
    (お子様の装置の反応の出方や主治医により使用時間がかわることがあります。)
  • 床矯正装置の使用期間
    半年〜3年ぐらい
    動かす歯の本数、動かす量、広げる量によりかわります。

床矯正装置床矯正装置床矯正装置

床矯正装置のメリットとデメリット

メリット

  • 矯正装置が取りはずせるので歯磨きがしやすい。食事も普通にできます。
  • 5歳から7歳くらいだと、歯だけでなく、より積極的に歯が生えている骨から広げられます。(年齢は成長により個人差あります。)
  • 床矯正装置適応の症状においては、負担は少なめ(本人の負担、費用の負担)で、きちんと装置を使用していただければ、すばらしい効果を発揮できます。

デメリット

  • 取りはずせる矯正装置なので、装置を使用する時間が短いと効果が出にくかったり、治療期間が延びる。
  • 矯正装置に慣れるまで、少し話しにくい。
  • だれでもが症矯正装置の適応になるわけではない。

床矯正装置がメインで矯正治療できる症状

お顔の骨格に大きな問題(骨格性の出っ歯や受け口)がなく、大人の歯の大きさが標準的で、歯が埋まっている顎の骨が狭いために、大人の歯の並ぶ隙間が足りなかったり、でこぼこして並んでいる症状。

※床矯正装置をメインの矯正装置として矯正治療を行いますが、補助的に他の装置(マルチブラケット装置など)を使用することもあります。

このページのトップへ