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顎を広げる装置 (取り外し式装置と固定式装置について)

今回は顎を広げる装置には、取り外し式と固定式の2種類がありますのでご紹介します。

取り外せる装置(床矯正装置)とは…

    取り外せる装置(床矯正装置)は、コラムでも何回か取り上げております。
    一番のメリットは、装置を取り外せるので食事や歯磨きが楽です。

    5歳、6歳、7歳のお子様は、骨が軟らかいので、スムーズに広がりやすいことが多いです。

    もちろん個人差は、ありますが8歳過ぎると装置の使用時間が短いと顎が広がる効果が期待できません。

    使用時間が短いお子様や、小学校3年生以上のお子様は、固定式の拡大装置を使用した方が効果的な場合があります。

お子様に固定式の装置は心配との声もよく聞きますが…

    装置を取り外せないので、痛み、食事や歯磨きが心配と相談されることが多いです。

    私どもの経験から、取り外し式の矯正装置を長時間入れられないお子様や、小学校高学年のお子様は固定式の装置にしてあげたほうが、結果的に本人も楽で治療がスムーズに進むことが多いです。

    お子様からは、取り外しの装置を使用しないと家でいつも怒られていたので、固定式になってからは装置の使用のことで怒られなくなったという話はよく聞きます。

    食事に関しては、装置を入れてから1週間くらいで、ほとんどのお子様は慣れているようです。

    歯磨きに関しては、繊維性の食べ物が装置にひっかりやすいこともあるようですが、マルチブラケット装置に比べると歯磨きは複雑ではありません。保護者の方に仕上げ磨きをしていただくことをお勧めしています。

    下顎は上顎の骨より硬いので、上顎は取り外し式で、下顎は固定式という組み合わせで使用しているお子様もおります。

    今まで取り外し式を使っていたお子様が、思いきって固定式に変えたら、以前より快適になった声は本当に良く聞きます。

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