今回は 「矯正しなくても自然に治る歯ならびについて」 の第2弾をおとどけします。
開咬とは、奥歯は咬んでいるのに前歯があいている歯ならびの事です。
・前歯が生えている途中の場合→歯が完全に生えてくると良くなることが多いです。
・指しゃぶり、舌を前に出す癖、物を咬む癖がある場合→癖がなくなると良くなることが
けっこうあります。
・こどもの歯だけの時期に上の前歯の4本以内と下の前歯の4本以内の軽い受け口
(犬歯、糸きり歯は逆の咬み合わせにはなっていない場合)
→自然に治ることがあります。
・上の前歯の5本や6本、下の前歯も5本や6本が逆に咬んでいる場合
→自然に治る可能性はかなり低くなります。
気になる場合は矯正歯科医にみてもらったほうがいいでしょう。
ガタガタやでこぼこな歯ならびでも、お子様が成長すれば、真っ直ぐな歯ならびになると思っていらっしゃるかもしれません。
私どもの経験から大きなガタガタの歯ならびは、残念ながら自然に治ることは少ないと思います。
確かに成長で顎は広がります。多くの親御さまとお話して感じたのは、親御さまがイメージしているよりは、歯が埋まっている顎(歯槽骨)の自然な成長のほうが少ないのでは、ということです。
大きなガタガタの歯ならびは自然成長で顎が広がる量以上に歯が並ぶすき間が足りないことが多いです。